鰻ちまき

あつた蓬莱軒の始まり

熱田は、古くは熱田社を中心とした門前町であり、東海道唯一の陸と海の 分岐点であっただけでなく、美濃路・佐屋街道といった各地方からも交通 と文化が集まってくる場所でもありました。江戸時代には本陣があり東海道 五十三次の41番目の宿場町として、多くの人が集まり、東海道随一のに ぎわいをみせていました。 明治6年あつた蓬莱軒はこの宮宿に料亭として創業致しました。に変更 弥次喜多東海道膝栗毛にも登場するように当時は蒲焼き(鰻)と かしわ(鶏)が名物で蓬莱軒も蒲焼きとかしわを召し上がっていただいて おりました。 又出前が大変多く、出前持ちが出前を下げに行く度に空の丼を割って くるので当時の2代目店主甚三郎が大変困ってしまい女中頭のお梅さん と相談の上考え、割れない木の器を考案し、大きなおひつに数名分の鰻丼 を入れて出前をする様にしました。 ただ鰻ばかりを先に取ってしまうので、ご飯が残ってしまいます。 そこで2代目店主甚三郎が困って女中頭のお梅さんと相談の結果、鰻を細か く切ってご飯とまぜてお出した所、大変好評だったため会席料理の食事 にもお出しする様になりました。 大きなおひつで鰻とご飯をまぜる(まぶす)これがひつまぶしの名前の由来 です。またお茶漬にしたらと試してみたらこの味が好評で今日に至っており ます。現在はおひつもお一人様用になり皆様に大変喜ばれております。 これからも従業員一体となりお料理、接客すべてのことに於いてお客様 からありがとうと言って頂ける店づくりに励んでいきたいと思います。

50年続く伝統のスタイル

現在のひつまぶしの召し上がり方は明治年代に確立され、今ではひつまぶしを求めて行列ができるようになりました。

【登録商標】ひつまぶし ※「ひつまぶし」は「あつた蓬莱軒」の登録商標です

活きの良いうなぎを備長炭で焼き上げる職人の技

創業以来140年継ぎ足した創業者の家系のみに受け継がれる秘伝のタレ

炊きたての温かいご飯の上にぎっしりと敷きつめたひつまぶし ※栃の木をくり抜いたお櫃で、一人前ずつご提供しております。

ひつまぶしのお召し上がり方

一膳目はそのままうなぎの味を…
二膳目は薬味を加えて…
三膳目はお茶漬けに…
最後はお好みの召し上がり方でどうぞ

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